オバマケア

本日17日(米国16日)ようやく両院可決で債務上限引き上げ決定しました。
懸念されていたデフォルトは予定調和のごとく回避という事になりましたが、
先延ばしになっただけのように思えてならないのは私だけでしょうか?
なにはともあれ閉鎖されていた政府機関は再開するようでよかったです。

時事通信配信記事によると・・・

(以下抜粋)
今年12月中旬までに超党派で財政赤字削減策をまとめるほか、医療保険改革法(通称オバマケア)に基づく個人の所得確認を厳格化することでも一致した。


で結局オバマケアはどうなるのでしょう?
医療保険改革法(通称オバマケア)に基づく個人の所得確認を厳格化とはいったい何の事でしょう?
って、いまさらですけどオバマケアって何?
実際の所、把握できていなかったりします。

私がグリーンカードの抽選に当選し、いろいろと準備をしている時、受取り先の住所をお願いしていた知人が、「医療費が恐ろしく高いから覚悟が必要だよ!」と言っていました。
実際にアメリカで生活している人の助言です、嘘であるわけがありません。

移住に先立ち医療保険に関してはずっと気にはなっていました。
仕事が見つかるまでの医療保険はどうすればいいのか?
家族の分を含めると一体保険代は月どれくらいなのか?
保険でどれくらいカバーできるのか?
とか色々です。

オバマケアは、すでに会社などの医療保険に加入している人にはあまり関心のない法案のようです。
なぜならこの法案でさらなる何かを期待は出来ないからです。つまりメリットがないのです。
移住する前に仕事を決められれば気にすることは無いと言う事ですね。

「オバマケア」はこれから移住する人には何かメリットはあるのでしょうか?
オバマケアは一言でいえば国民皆保険制度です。
全ての国民が医療保険に加入する事を義務とするというものです。
なので今後は「移民の手引き」の義務の所にも「医療保険の加入」という一文が加わるかもしれませんね。
自由の国アメリカっぽくないと言えば、それまでです。
「自分を守るのは自分」的な気質なので、納得できない人も多いのではないでしょうか。
そこに税金を使ってほしくないという思いも少なからずあると思います。
でも、職の無い状態で移民として入国した場合、すぐに加入できるリーズナブルな医療保険があればそれはそれで有難い話ですし安心です。
無保険で移住していきなり病気や大けがでもしてしまっらた大ごとです。
はたして「オバマケア」とはそういった不安を一掃してしまえる医療制度なのでしょうか?

医療保険について調べてみると・・・

公的医療保険には①メディケア(高齢者医療保険)と②メディケイド(低所得者医療保険)
しかない事。
ほとんどが民間の医療保険に加入という民間主体であること。
そのどちらにも加入していない無保険者が全体の16%程になると言う事。
この人たちのほとんどが白人以外の人種(=マイノリティー)に集中している事。
さらには市民権を持っていない人に集中している事。

移民もマイノリティーですね。
市民権の無い移民はさらに入国後、最初の5年間は公的医療保険のメディケイド及び
児童医療保険プログラムへの加入が禁じられていると言う事です。

調べていると知らなかった事が色々出てきます。