戦略特区

自宅の近くのアパートなんですが、去年あたりから外国人の出入りが激しくなっていました。
といってもワンルームの一部屋に大勢の住人が住んでいるとかではなく、入れ替わりたちかわり
スーツケースをもった海外の人が出入りしています。
それもどちらかというと短期の出入りです。
白人系、黒人系、東洋系、アラブ系と人種も様々、単身、カップル、子供連れと多岐に渡ってます。
なぜ、それに気が付いたかといいますと、彼らが頻繁に外で喫煙している姿を見かけるようになったからです。きっと部屋は禁煙なのでしょう。

それまでは、あまり外国人に遭遇しない地域だったのですが、以降は道などで頻繁にすれ違うようになりました。
どうやら空き部屋を海外旅行者向けの宿泊施設として貸出ししているようです。

そんな使い方が出来るのか?出来るならいったい一泊いくらなの?と疑問がわき出てきたので調べてみました。

そこで最初にHITしたのが「国家戦略特別区域」という言葉でした。

第2次安倍内閣が成長戦略の柱の一つと掲げる経済特区及びその構想。日本経済再生本部から提案された。国家戦略特区と略される。地域を絞って、そのエリア内に限り従来の規制を大幅に緩め、外国企業を誘致する計画である。また、この区域は「解雇ルール」、「労働時間法制」、「有期雇用制度」の3点の見直しを対象としている。

上はウィキペディアからの抜粋です。
漠然としてよくわからないですが、ある一定の地域に限り、様々な規制緩和を行いその地区の経済を活性化しましょう!という感じの政策です。
その規制緩和の中に、賃貸住宅の空き部屋に旅行者が泊まれるというものがあるのようです。

現在、日本では料金を受け取って部屋を貸す契約は旅館業法の対象となり、30日未満の宿泊を提供する施設はフロントなどの設備を用意しなければならない決まりのようです。しかし、この特区では一定の要件を満たす部屋は適用除外となり、アパートなどの空室を貸せるようになるというもの。
決まりとしては、7日以上の滞在が適用条件となっています。
2020年には東京でオリンピックも開催されるので、たしかに需要はありそうですね。

では、利用者はどうやってその施設を予約しているのでしょうか?
ハワイだと、ネットでバケーションレンタルなどで探しますが・・・



airbnb」というサイトが世界中の空き部屋探しの有名なもののようです。
アパートの空き部屋だったり、持家の開いている部屋の紹介だったりいろいろです。

自宅近くのアパートが載っているか調べてみました。
すると見事にHITしました!



これで宿泊してる人が、何を利用して予約して、いくら払っているのかが判明して、ちょっと
スッキリしました。
そして、このアパートの14室の内4室は、海外旅行者向けという事も判明。さらに部屋の管理者は、ここ以外にも部屋を持っており、広くビジネスとしておこなっている事も判明。ちなみに外国人です。一括で空き部屋を借りうけ、その部屋を又貸し(Sublease)でもしているのでしょうか。

だた・・・


私が住んでいる区は、「国家戦略特別区域外」です。もしかして旅館業法違反?
いやいや、管理してる人が同じアパートに住んでいる感じです。
なかなか稼働率がよさそうなので、いいビジネスになるのかもしれませんね。