USCIS情報局04(I-90の書類)
- 2015.07.29
- USCIS情報局
USCISからのメルマガやツイートからの情報からグリーンカード関連のお知らせのみをピックアップしてお送りしております「USCIS情報局」です。
4番目にFORM I-90の申請書が更新されたとありました。
最新のバージョンは 06/30/15 となります。
但し、前回のバージョン 12/29/14 も利用可能という事です。
前々回にI-90の申請方法が電子化されたとお知らせしましたが、今回はI-90の申請書類の更新となります。
USCIS情報局01(I-90の電子申請)は>>>こちら
おさらいになりますが・・・
「FORM I-90」とは・・・・
グリーンカードの発行申請書類。おもに紛失・盗難・破損などのケースや受領出来ないケース、
受け取ったカードの誤植、期限切れによる更新などの申請の為の書類です。
変更点は、おそらく書類P1のPART1-2「USCIS ELIS Account Number」の項目でしょうか。
ELIS導入による変更だと思います。
USCIS情報局02(ELISへの登録)は>>>こちら
では、日本に滞在して運悪くグリーンカードをなくしてしまった場合はどうすればいいのでしょうか!
決まり事・・・グリーンカード(I-551)は米国でのみでしか申請と発行が行えない。
どんなに、大使館にお願いしても無理です。
という事は、その申請の為に米国へ戻らねばなりません。
その戻る手段として2つのパターンがあります。
まず、ビザの保有者なのでESTAなどのビザ免除プログラムを使ってこっそり入国!なんてできません。
まずは、かならず行わないといけない事です。
①紛失届を警察に提出し、受理番号と紛失証明をもらう。
続いて一つ目のパターン。(国外に1年以内の予定で来ている場合)
②大使館で「Boarding Foil」を申請・取得する。
この書類は最大30日間有効の米国への渡航が一回のみ許される渡航許可証です。
大使館への申請は予約が必要になります。そして用意する書類もいろいろあります。
この書類の中にI-90も含まれます。申請は珍しく無料です。
人によりけりのようですが手続きには数日かかるようです。
「Boarding Foil」の詳細は 駐日米国大使館のHPをご覧ください。>>>(こちら)
③パスポートと「Boarding Foil」で米国入国審査を受けて入国します。
注)これは、紛失・盗難時に使える手段だそうで、仮に米国にカードを忘れてきた場合は、誰かに送ってもらうしか方法がないようです。
そして、もう一つのパターン。(再入国許可証を持っている場合)
●この場合は、「Boarding Foil」の申請は不要となります。グリーンカードを持っていなくてもこの許可証のみで米国への入国が可能になります。さらにはパスポートもなくても入国できるようです。ただしパスポートがないと日本を出国できません。
あるとないとでは大違いですね。
どちらの場合も、I-90の申請で費用が$450も掛かります、絶対に失くさないよう注意が必要ですね。
そして、まさかの事態に陥った場合は・・・・・
I-90を日本から電子申請して、バイオメトリクスの出頭日にあわせて渡米するのが一番のように思えます。ただしこの場合でも、最低でも1度は渡米が必要ですし、恐らくカードは日本の住所には届けてくれないと思うので受け取り住所と転送手段も必要になると思います。面倒ですね。
郵送の場合は、申請後に受理通知が1-2週間ほどで届き、その後1-2ケ月ほどでバイオメトリクスの出頭通知が出頭日の3週間ほど前までに届くという流れのようですが、電子申請の場合も同じ進捗なのかは、不明です。
I-90のフォームは>>>こちら にてご確認ください。(USCISのPDFデータです)
I-90は取得後10年経ってからの更新時にのみ利用したいものです。