USCIS情報局161004


メールチェックをしていると、なにやら気になる文字が出てきました。




「FORM-I131A Now Available」








これって、もしかして新しい再入国許可証の申請用紙?




ひょとして、なにかメリットがあるかもしれない!




というわけで、中身を確認してみました。




以下、テキトーな全文訳です。(読まなくても、下に要約あります)




USCIS は旅行証書の申請書類(キャリアー・ドキュメンテーション)「Form I-131A」 を発表しました。
この新しいフォームは、法定永住者(以下LPR)が旅行証書(キャリアー・ドキュメンテーション)を申し込むためのものです。




・もし彼らが1年未満の一時的な海外渡航から戻る際に、グリーンカードが紛失、盗難、破棄されている場合。
・もし彼らが2年未満の一時的な海外渡航から戻る際に、再入国許可証が紛失、盗難、破棄されている場合。




不在の長さは、LPRが米国を発った時からI-131Aの料金を支払う時までで計算されます。




Carrier Documentationの申請




 Form I-131Aを作成する際、LPRは必須の料金をオンラインで払わなければなりません。その後アメリカ大使館または領事館にて自ら申請が必要です。
 
大使館または領事館は、通常、2週間以内にキャリアー・ドキュメンテーションを交付します。LPRは、キャリアー・ドキュメンテーション(それは「ボーディング・フォイル(Boarding Foil)」(ビザと同様のもの)か渡航のための手紙(transpotation letter)である場合があります)を彼らのグリーンカードまたは再入国許可証の代わりに輸送機関に提出しなければなりません。 




キャリアー・ドキュメンテーションは、LPRが輸送機関に彼らがアメリカ合衆国への入国を申し込むために米国通関手続き地へ渡航する許可を与えられるということだけを許可します。それは、合衆国への入国または臨時入国の保証ではありません。
LPRが米国通関手続き地に到着して、アメリカ合衆国にLPRを認めるべきであるか、臨時入国させるべきかどうかの最終的な決定をするとき、CBPはすべての必須の確認作業を行います。




Form I-131Aの申請はLPRに新しいグリーンカードを与えません。新しいグリーンカードを申し込むために、彼らはI-90(定住者カードを交換したいという申し込み)を申請しなければなりません、そして申請料金も支払います。




LPRs with Expired Green Cards(期限切れのグリーンカードを持つLPR)




期限切れのグリーンカードを持つLPRはフォームI-131Aを申請する必要はないかもしれません。我々はフォームI-131Aを申請するかどうか決定する前に
輸送機関に確認する事を推奨します。




規則として、一般的に有効なグリーンカードで渡航することをLPRに要求するが、CBPの方針はアメリカ合衆国行きの輸送機関が以下の場合はキャリヤー・ドキュメンテーションなしでLPRが乗り込むのを許します。




・彼らが10年の有効期限で発行された期限切れのグリーンカードを持っているなら。
・2年の有効期限の期限切れのグリーンカードとフォームI-797(申し立て承認通知)をもっており、彼らが永住権に関して状況を改善するためのフォームI-751またはフォームI-829を申請していてそれを提示できるならば。申し立て承認通知は通常1年、指定された時間の間カードの有効性を広げます。




Filing Fee(申請料金)




フォームI-131Aの申請料金は$360です。バイオメトリクス料金はありません。この申請料金は、我々のオンライン決済システムによってクレジットまたはデビットカードまたは米国の預金口座を使って、オンラインで払われなければなりません。




申込者は、このフォームのために料金免除を使うことができません。 すべての出入国管理料金と同様に、申請についての決定に関係なく、USCISが払い戻しを出すとことはありません。




申請料金は現時点でのものです。料金は定期的に変わります、現在の料金はサイトにて確かめてください。




Where to File




申請のためにアメリカ大使館または米国の領事館に訪れる前に、LPRは、USCISウェブサイトで申請料金を提出しなければなりません。申請の為にご自身でアメリカ大使館または米国の領事館に訪問する際に、料金を払ったという証拠をもたらさなければなりません。最も近いアメリカ大使館または米国の領事館に確認してください、さもなければ、フォームI-131Aを申請することができるかの確認のために、ウエブサイトを訪れ「申請の手引き」を読んでください。




手引き:https://www.uscis.gov/sites/default/files/files/form/i-131ainstr.pdf
申請用紙:https://www.uscis.gov/sites/default/files/files/form/i-131a.pdf




要は、海外で有効期間内にグリーンカード(以下GC)や再入国許可証を失くした場合に、この申請を行えば、とりあえず米国に行く飛行機か船に搭乗できますよという申請書です。




外国から米国に行く飛行機に乗るためには、パスポートと有効なビザかビザ免除プログラム(ESTA)が必要になります。GCを所持している人は、ESTAに申請できないので、GCを紛失してしまうと、米国行きの飛行機にさえ乗る事ができません。それを可能にしてくれる証書「キャリアードキュメーション」を$360でを発行しますよ!ということです。




(輸送機関は無資格の人を米国便に搭乗させると、罰金だそうです)




しかし、米国外でGCをなくした状態で、米国に戻る時の手段は、「BOARDING FOIL」の申請をすれば無料でその手続きを行えた筈です。




現在の大使館のサイトにも下記の通り記載があります。








さらに、サイトではGCを失くしても有効な再入国許可証があればOKとあります。




それと、有効な再入国許可証を米国入国時に提示しないでも(再申請のために返却してるので所持もしていない状態)、過去に入国できた経験もあります。




例えば、1年以内の海外渡航先で財布を落として、中にGCが入っていたとか。




これだと、確かに米国に入国するための証書が確かに必要になりますね。




しかし、再入国許可証(有効期限内)はGCさえ持っていれば、何とかなる気がします。




それとも、これから厳しくなるということ?




ちょっと頭が混乱してきました。




もしかしてこれって、今まで無料だったボーディングフォイルの申請が有料に変わるということでしょうか?




そうであれば、これは改悪ですね。(涙)




以下はインストラクションの最初の方の文章です。




What Is the Purpose of Form I-131A?




米国の法律は、アメリカ合衆国に有効なパスポートといくらかの必須ビザを所有していない個人として米国に来る人々にペナルティーを科しています。
あなたが一時的に海外へ渡航しているアメリカ合衆国の法定永住者(LPR)または条件つきの永住者であるならば(Conditional LPR)、あなたは通常ビザの代わりに、グリーンカードまたは再入国許可書を使うかもしれません。有効な期限満了になっていないグリーンカードまたは再入国許可書(たとえば、あなたのカードまたは許可証が、失われたか、盗まれたか、破棄されたか、台無しにされた)を所有していないならば、アメリカ合衆国に帰国しようとするとき、あなたは困難を経験するかもしれません。




この申請書類によって、この状況の個人が海外渡航証書(渡航のための手紙またはボーディングホイル)を申し込むことができます。国土安全保障省(DHS)が申込者がLPRまたは条件つきのLPRのままであると断定するならば、DHSは、ケースの基礎によるケースに関する判断の問題として、海外渡航証書を提供するかもしれません。海外渡航証書は、申込者のパスポートまたは渡航の手紙にフォイルされる場合があります。DHSが海外渡航証書を提供するならば、申込者は証書をアメリカ合衆国に行くことになる人に提出するかもしれません。通常、旅行文書は、発行の日付から30日有効です。




やはり有料化の臭いがプンプンです。




国外で失くすと渡航許可で$360(再発行するためには米国に行かなければなりません)!




さらに再発行代で$450もかかります。




くれぐれも、グリーンカードと再入国許可証は、なくさないよう厳重管理が必要ですね。




(大使館の情報も、そのうち変わるのでしょうかね?)