DV-2015進捗

2015年6月発表のVISA BULLETINで7月のカットオフ予定でネパールが6475番で、EXCEPTされていました。

ネパールが除外とは、いったいどういう事なのでしょうか?

DVプログラムには、あらかじめ決められたルールがあります。
それは、多くの国から広く移民を受け入れるという目的からなるルールです。

その一つが、過去5年のビザ発券数が多い国が抽選に申し込み出来ないというものです。
中国、パキスタン、韓国とかです。

もう一つが、今回のネパールに適用される「7%ルール」です。

This resulted in reduction of the DV-2015 annual limit to 50,000.
DV visas are divided among six geographic regions.
No one country can receive more than seven percent of the available diversity visas in any one year.


つまり、グリーンカードの総発行数50000件に対して、一つの国でその7%を超えて発券が出来ないというルールです。
50000件の7%は、3500件です。

ただ、あくまで3500件になるだろうという予測のものに番号を出しているようで、その時点で3500を下回れば、再び番号が進む可能性もあるし、逆に番号出したけど発券オーバーで
調整という過去の事例もあるようです。
ネパールは5月面接の時点で、およそ3000人(当選者+その家族)に到達しています。

日本人の当選数は636人なので、このルールが適用される事は、まずありません。
もしあるとしたら当選者全員が6人家族以上だった場合くらいでしょうか。

因みに、アジア圏の当選者に対する家族数はおよそ1.9名です。(日本もほぼ同じ数値)




ネパールの面接進行率は33%。(面接人数÷当選者)
アメリカ大使館の無いイラクは、トルコ、アラブ、アルメニア、エジプトの隣国大使館を利用していると仮定するとおよそ1300人(家族数2600人)が面接に進んでおり、進行率は26%。(もしかしたらアルジェリアも)
イランのEXCEPTは、ぎりぎりあるかないかの所だと推測します。
この2国以外の国の面接進行率は、どこも10%以下(日本は約7%)という低い水準になってます。

残すところ発表は8月と9月のみ。
ネパールのEXCEPTで、他国の動きが大きく加速することを願うばかりです。