TSAロックが復活した!

米国からの旅から帰国してスースケースを開けると、たまにこんなカードが入っていることがあります。

このカードが入っているとTSA(アメリカ運輸保安局)が中身を確認しましたよ!という事になります。

9.11以降、フライトにおいて危険物のチェックがとても厳重になりました。

たとえ鍵がかかっていても、破壊して検査されてしまうのです。

 

私も渡航回数は少ないですが、4回ほどカードが入っていました。2回に1回は検査されているかもしれません。

 

基本、スーツケースには鍵をかけてはいけないのです。

でも、それはちょっと不安。。という事で登場したのが「TSAロック」です。

これは、TSA職員が特殊な鍵でロックしてある鍵を破壊することなく開ける事の出来るカギなのです。最近のスーツケースは大抵この鍵が付いています。

 

そして我が家の2年前に新調した大きなスーツケースにもこの鍵が付いております。

 

しかし、使用1回目でTSA職員によりロック不能な状態にされてしまっていたのです。

通常、TSA職員が鍵のかかったロックを開ける場合は、専用の鍵を90度回します。

そうすると、ロックはニュートラルの状態となり、暗証番号の設定なして開錠できるのです。

本来であれば②の状態から①の状態に戻してもらわないといけないのですが、

TSA職員のうっかりミスなのか、②のままで返却されてしまったのです。

 

いつか、TSAの職員に戻してもらおうと虎視眈々と狙っていたのですが、実際の所、TSAの職員に遭遇する機会など早々あるわけでもないので、鍵のかからないスーツケースとして利用していました。(帰国の時の預け荷物のコーナーにいる人は航空会社の職員で鍵は持ってないでしょうし、この大きなトランクを出国ゲートまでわざわざ持って行って、交渉するのも面倒ですし。)

 

それが今回の帰国後、ふとした事で見事復活したのです!

実は、キャスターの一つが破損して取れそうになってしまってました。それをエポキシパテで

補強修理していたのですが、内側の覆いを外した際にTSAロックの内側部分が目に入ったのです。

ネジ2個で取り付けてあるだけでした。

もしや!と思い分解してみました。

ものすごく簡単な仕組みでした。

爪をスライドすると基に戻りました。(一度元に戻すと再度ニュートラルには戻りませんでした)

 

という事で再度取り付けし・・・・

無事にロック出来る状態に戻すことができました。

たまたま、我が家のスーツケースは内張りをはがせるタイプだったので上手くいきましたが、

そうでない場合(リペットでとまってたり)もあるので、全部が全部復活するとは限りません。

 

最大の防御策は、やはり「預ける時はカギを掛けない」ですね。

 

鍵は治りましたが、補強修理したキャスターが50ポンドの重さに耐えられるかどうかは何とも微妙です。

次の旅はいつになることやら・・