米国住所の確保(その4)

DVロッタリーに申込みをして、見事「選ばれし者」になると「DV-260」(次のステップに進む申請フォーム)にて「グリーンカードが送られてくる米国住所」を記載しなければなりません。

その米国住所取得に関して、ある手段を用いて住所を確保し、見事グリーンカードを入手された方をご紹介しました。

米国住所の確保
米国住所の確保(その2)
米国住所の確保(その3)

その方法とは・・・

外国住所への発送が出来ないお店での通販や、いろいろなお店で通販した商品を一時保管し、まとまり次第一括で転送する為などに利用する「転送業者」が米国には多く存在します。
そのような業者は、商品だけでなく郵便物(カタログや雑誌)なども転送を行ってくれます。
このシステムを利用して住所の確保と受け取り郵便の転送を行うのです。

もうお一方も同じ方法で見事にグリーンカードを入手されましたので、その転送業者をご紹介いたします。この方の場合は、ロサンゼルスに住所のある業者を利用しました。
契約先は「shipito.com」という会社です。



気になる費用ともらえる住所は・・・



「INDIVIDUAL PACKAGES」

・開設費と月々料金がともに無料(だだし最初に$5の保証金あり)
・$1の個別手数料
・住所はネバダ
・保管期間90日
・同梱なし

「VIRTUAL MAILBOX」

・開設費は無料
・月料金$10か年料金$50
・$1の個別手数料
・住所はネバダ、カリフォルニア、オレゴンより
・保管期間90日。ネバダは180日
・同梱あり(個口ごとに$2)

この二つはいつでも切り替えが可能なようです。
開設後は、荷物が届くとメールで連絡が入り、ログインするとパッケージの画像が確認可能です。

実施にこの住所に送られてくるものは・・・



I-797C(RECEIPT NOTICE)×人数分
I-797C(WELCOME NOTICE)×人数分←実際のグリーンカード入ったレター
(DV-2011時のものです。今は後者の1通になっているようです。)

気になる配送料は、DHLでの場合1通$24.59ドル。
紛失されては困る重要なものなので、多少高くても追跡の出来る発送手段ということでDHLがいいのではないでしょうか。



一人の場合は、「INDIVIDUAL PACKAGES」で十分だと思います。
$24.59+$1=$25.59です。

二人の場合は、「INDIVIDUAL PACKAGES」で$51.18。
三人だと$76.77。
「VIRTUAL MAILBOX」だと年会費を払ってもまとめ発送で$80.59。(年会費$50+手数料$2+同梱料$4+DHL$24.59)三人で$83.59。

家族がいればいる程、まとめて送れる「VIRTUAL MAILBOX」のほうがコストを抑えられます。そして後者のプランの方は、カリフォリニアの住所が選べますので、万が一(指紋の再採取など)のことがあっても管轄ASCへのアクセスが比較的容易に行えます。
この方は、再入国許可証の申請でもこの住所を使用する予定だったので、CAの住所にされました。CAのASCはいっぱいあってアクセスがしやすいのだと思います。
(DUKEさんへ:CAの住所での管轄ASCがどこになるのか、ご存じであれば教えてください。)

ちなみにネバダのASCは2つあってラスベガス近郊にもありますが・・・住所の関係でRINOとかなるとアクセスがかなり大変になると思われます。



リノのASCはこちら


こちらの場合も、アカウント開設の手続きとPS-1583の公証(人数分)の作成は自分で行わないといけないという手間はあります。
しかし米国住所の確保手段として「アリ」ではないかと思います。
実際に、何も問題なく日本の住所に転送されてきています。

もし、米国住所が確保できてないことがネックとなっているならば・・・
この手段、使わない手はないと思いませんか?
(実行は、くれぐれも自己の責任においてされますようお願いいたします。)

SHIPITOはこちら