AOSってなに?

ちょっと前の記事のUSCISのフェニックス事務所の宛先に

ATTN:AOS

とありました。

これはいったいなんでしょう?
海外の永住権サイトでは、よく目にする言葉ですが、詳しくは理解していませんでした。

「ATTN:」はATTENTIONの略で、意味は 「~宛」です。

では「AOS」とは?

「Adjustment of Status」 の略です。

直訳すると「身分の変更」ということです。
現在のビザステータスから別のステータスへの変更という事です。

つまり、非移民ビザから永住権を取得できるプロセスのことです。

AOSからのGC取得の主な例としては・・・

①家族に基づくビザからの永住権申請

一例として、米国市民と結婚を予定している場合に入国の際に必要なビザ(k-1)から、結婚すると条件付き永住権(CF-1)を取得できます。この条件付きを条件なしの永住権に切り替える申請です。通常2年の期限で発行され、期限の切れる90日以降にI-751を申請します。あとはその子供のビザ(k-2)、養子縁組や配偶者など。

②就労ビザ(H-1Bなど)からの永住権申請

就労ビザにはいろいろなタイプがあり、どのビザステータスからでも申請が可能なのかはよくわりません。

一例として・・・ポスティングでメージャーリーグへの入団が決まった日本人の選手がいるとします。この選手は、まずメジャーの球団で働くためのビザを申請しないといけません。その選手は、おそらくP-1(運動選手)のビザを取得できると思います。入国後、数年メジャーで大活躍し、追加で長期にメジャー契約を結ぶことが可能な状況となりました。この就労ビザには3年毎に更新が必要になります。という事で10年期限のある永住権の申請を行うのです。
あくまで憶測ですが・・・・
野茂投手
長谷川投手
イチロー選手
松井秀選手
松坂投手
岡島投手
黒田選手
ダルビッシュ投手
これらの選手はグリーンカードを取得しているのではないでしょうか。
さらに市民権を獲得した選手はこの中にいるのでしょうかね?

③人道支援に基づいた永住権申請

難民・亡命からの永住権申請。

④特別な移民の申し立てによる永住権申請

例えば、駐屯地で米兵との間に出来た子供と母親や、米国政府のために働いた実績のある対戦国民からの永住権申請など。

それらを担当する部門が「AOS」なんですね。
そして「再入国許可証」の処理部門もこの管轄という事なのでしょう。

(間違った解釈がありましたら、教えてください。)